こんな料理がおすすめですよ。今日のおすすめメニューです。今月のおすすめはこんなメニュー!など、飲食店には色々な“おすすめメニュー”があります。
それでは
店舗スタッフのおすすめメニューは聞いたことがありますか?
もしくは
店舗スタッフの方は、自店のおすすめメニューが言えますか?
飲食店員はおすすめのメニューを把握していない場合が場合があります。
飲食店のおすすめとは
食べてもらいたい・注文してもらいたい商品の事です。
そのためにタイトルにある「この料理、美味しいですよ」と提案する必要があるのです。また「美味しいですよ」この言葉は、飲食店の魅力を、最大限に引き出します。
このワードを深堀していきましょう。
注文する理由のある料理・飲み物があるとオーダーしやすい
飲食店スタッフが自店舗を繁盛させる為の意識すべき事の一つは、おすすめメニューを決める事です。
メニューの中から一つ提案する事で、全体から一つの料理に絞ることが出来るためです。
おすすめメニューを決める
飲食店のスタッフはおすすめメニューを頭の中で意識してください。
もしくは予め決められたおすすめメニューを暗記するだけでOKです。簡単です。
食べてもらいたい商品をイメージするだけです。
おすすめメニューを決めるメリット
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お客様におすすめ(提案)できる
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おすすめをオーダーしてくれる
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注文受けるスピードが早くなる
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接客レベルの向上に繋がる
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料理が早くテーブルに届く
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店が繁盛する
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お客様におすすめ(提案)できる
今日のおすすめは何ですか?そのお客様はスタッフにたずねました。さぁどう答えますか。
もちろんその時の、その日のお店のおすすめを答えます。シンプルですね。
おすすめの料理が答える事は非常に重要なので、出来るだけおすすめメニューを知る必要があります。
おすすめメニューは、店舗が売りたい商品であると同時にその日の=顔となります。
ですので、店の顔を店のスタッフが覚えられない、覚えていない=店が繁盛しないです。覚えておきましょう。
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おすすめをオーダーしてくれるとテンションが上がる。
おすすめの商品をオーダーをいただけた場合、オーダーを受けたスタッフは、自分の提案を認めてくれた(承認してくれた)お客様に対し、感謝の意味をこめて一言言いましょう。「ありがとうございます」。はい。だけではだめですよ。しっかりお客様の目を注視しながら見るのが重要です。その商品が美味しかった場合、注文してよかった、次回も期待と感じてくれるはずです。次回来店時のキッカケ作りにもなるためです。
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オーダースピードが早くなる
おすすめをオーダーしてもらえると、オーダースピードが速くなります。
オーダー時、数あるメニューがあったとして、その中から当然、選ぶのですが
その選択肢の中で優先順位をつけてもらえるから、お客様は楽にメニューから選ぶ事ができるのです。
サラダだったらこれ、魚はこれ、肉はこれ、とおすすめを事前に決めましょう。
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接客レベルの向上に繋がる
オーダースピードが速くなり、おすすめを選んでもらえる回数が増えると
今度は自身の接客レベルが上がります。
おすすめを何回も繰り返し売っていると、どんどん商品が売れます。
売れる商品の数で、それだけ客様との接客シーンが増えます。
対面スキルのレベルがあがり、接客に慣れていなかった新人スタッフもやがてカリスマスタッフに
成長を遂げていきます。
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料理が早くテーブルに届く
お客様の最大のメリット、それは「料理が早くテーブルに届く」事です。
出来立ての、作りたての料理が早くテーブルに届きます。熱い料理は熱く、冷たい料理は冷たさを保ったまま届きます。
例えば、ランチのシーンを切り取って検証してみましょう。
忙しいランチの合間を縫って来店してくれた場合、あなたのおすすめがとても役に立ちます。
何故なら、繁盛店の場合、特に都市部にあるような、会社と飲食店が繋がっているような商業ビルでは、連日ランチタイムに行列が出来るからです。
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店が繁盛する
上記を全て満たした結果、慣性の法則により、やがて店は繁盛します。
何故なら、おすすめをしっかり売っていれば、利益がしっかり入ってくるからです。
繁盛店の基本は「おすすめ商品をしっかり売る」事です。
例えば、名物料理店が繁盛している理由、それは名物料理=おすすめ料理があるからです。
繁盛していれば、おすすめ料理がもっと人気が出てくる。そして来店数も増えます。
そこそこ繁盛しているお店も、特別な事はしていません。わりとしっかり、おすすめ料理を売っているので、そこそこ繁盛しているのです。
それではおすすめメニューを売り込むための具体例を説明します。
ここではオススメの方法、どんなタイミングでオススメしたらよいのか、どういうオススメ商品が良いのか解説します。
「おすすめメニューを売り込む具体例」
「メニュー内のおすすめ」と「口頭でのおすすめメニュー」を統一する
お客様がオーダーしやすいように「メニュー表記になっているおすすめ」と「口頭でのおすすめメニュー」を一緒にしましょう。
理由は、意識しているおすすめメニューが違っていると、お客様は混乱します。
複数あるのか。どうしようか、とお客様に選択肢を与えます。選択肢がある事自体は悪い事ではありません。ただし、スピード感あるオーダーを取るためには統一感が必要です。
また、壁に貼ってある“今日のおすすめ”に、別のメニューとして提案してしまうのも避けた方が良いでしょう。どちらかといったら、こちらの方がおすすめです。美味しいですよ。と、おすすめしましょう。
店のコンセプトに合ったオススメ料理を提案する
カレー屋でうどんを食べる。すし屋でフレンチ。
極端な例ですが、このコンセプトで商品を販売している飲食店は少ないです。
大多数が、店の看板内容に合った料理を、提供しています。
と、するならば。コンセプトにあった料理をオススメするのがセオリーであり、外す事のない
提案方法です。
「カレー屋でうどんを食べる」「すし屋でフレンチ」で実際にある飲食店もあります。
これは隠れメニュー、もしくはそのコンセプトで営業しているスタイルの飲食店です。
意外性があり、面白いスタイルです。そのカレー屋で本当におすすめしているのであればその商品を売るべきです。
すし屋スタイルで、売りがフレンチ料理なら、フレンチ料理をオススメした方が良いです。
口コミと同じオススメに合わせる
飲食店のネット検索の上位に位置するのが食べログなどSNSサイトです。
そのSNSサイトで気になるのがやはり料理メニューです。
店舗情報・料理メニュー・口コミ・画像などが掲載されています。
その中でも「口コミ評価」は、来店目的のお客様と同じ様に、飲食店も評価内容に一番気を使っています。
「口コミ評価」の中でも、特に評価が高かったメニューをオススメするのも、戦略の一つとして有効です。
SNS評価を見る側として「~が美味しかった」「~がおすすめ」という、他ユーザーの評価で
メニューを決める場合もあるからです。
人気メニューが注文率が高いのは当たり前です。しかし、書き込みを行うユーザーは少なくともそのお店が印象に残ったから書いています(インフルエンサーを除く)
その印象に残った料理を書いてくれた場合、ユーザーから見た「本当にオススメしたい料理」と言えるでしょう。
その口コミも飲食店から見えれば、おすすめ料理に変わります。
「(一度来店された)他のお客様も美味しいと仰ってくださいます。いかがですか」
こんな文言で一度、提案してみてください。
おすすめメニューを複数に分ける
良くあるパターンとしては今日のおすすめ→Aランチ、Bランチ、Cランチなど、複数おすすめ
があるパターンが存在したとします。
その時はどうしたら良いでしょうか。
・売りたい商品の優先順位をつける
「メニューの掲載順におすすめする」のも一つの手法ではありますが、店側が一番売りたい商品から売っていく事がセオリーです。
‘おすすめ’は、「店の都合」で掲載している場合もあります。お客様の求める商品・とは必ずしも一致しません。何故なら、店の都合で売りたい商品だからです。上記の「口コミ商品」にもあてはまります。
ではどうするか。優先順位をつけ、おすすめ商品を順に売っていくパターンです。
解説は以上になります。
「おすすめ商品」をアピールする事は素晴らしい事です。提案していただている皆さん、これからも継続して積み上げていく事をおすすめします。
以前、私が働いていたチェーン店は全てがおすすめでした。野菜、肉からメイン料理まで。
それはなぜか。なぜならしっかりとした商品説明と味わいの特徴を私が知っていたからです。
お店の料理やお酒をもっともっと知って、あなたのお店の商品をおすすめ商品に変えていってください。
愛と情熱を込めて、さぁどうぞ。「この料理いかがですか、美味しいですよ」
以上です。
自己紹介
名前:中畠 忍(ナカハタ シノブ)
好きな食べ物:寿司・天ぷら・刺身・野菜の煮物・納豆(外国人みたいですね笑)
趣味:お酒収集。もちろん飲みます。が、1000本を越える長期熟成酒を所有(商材)しています。うつ病により、生活費のみで800万を消費する。2018年に復帰するも6月に退職。
現在:リマインダー・飲食業・接客業系ブロガー接客・飲食業の悩み・改善方法を提案します。
日本酒テイスター資格:利き酒師、上位プロテイスター:酒匠(さかしょう)取得・全国梅酒品評会の評議委員。日本酒を中心に、和酒の売り上げ貢献のため、テイスティング能力を高めています。
仕事案件につきまして:現在・仕事の依頼は受け付けておりません。尚、ボランティアとしての日本酒(清酒)のスタッフ・講習会・焼酎の講習会などの講師を受け付けております。お気軽にコメントください^^
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